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次世代オーディオCD規格としてフィリップスとソニーから提案されているスーパーオーディオCDについて解説をします。 CD(コンパクトディスク)は音楽メディアとして世界中の人々の手に渡り既に16年目になります。音の世界はアナログ(レコード)からデジタルへと技術的な大きな変遷がありますが、人々は常に高音質を求めてきました。Hi-Fi(ハイファイ)はそれを象徴する言葉でした。 1990年代入った頃から、CDの次の研究が始まり21世紀を視野に入れた技術開発が進みました。CDではおなじみのPCMは、もともと信号の圧縮技術として生まれた技術ですが、改良を重ねるなかで次第にその限界に近づきつつありました。 この技術の壁はデジタルの特性として理解できるのですが、このPCMの技術を越えてフィリップスとソニーは新しいDSD(ダイレクトストリームデジタル)方式を開発しました。
規格書「スカーレットブック」Part1と2
Version 0.90(June 1998)
1.鮮度の高いハイクオリティサウンドを実現
原音に近い透明感のあるサウンドをお楽しみいただけます
サンプリング周波数はCDの64倍/情報量はCDの4倍です
2.マルチチャンネル対応
より臨場感あふれるサウンドの拡がりを再現できるマルチチャンネルに対応しています
3.現行のCDフォーマットとのコンパチビリティを実現
お手持ちのCDプレイヤーで再生できます
最高峰のピュアなサウンドを再現 DSDはアナログからデジタルに変換された直後の源流ともいえる信号をダイレクトに記録。
その信号をアナログローパスフィルターを通過させるだけで再生するのがダイレクトストリームデジタルです。「音の源流」を記録し、シンプルなシステムで再生することにより鮮度の高いピュアな音が再現できるようになりました。
DSDのピュアなサウンドを現行のCDプレイヤーで再生できる新技術 SBMダイレクト(Super Bit Mapping Direct)はDSD(Direct Stream Digital)方式で収録された広帯域なきわめてアナログ信号に近い高速1ビットデジタルオーディオ信号の情報を可能な限りその純度を保ちながらCDのフォーマットに変換させる新技術。
鮮度の高いDSDの信号を超高精度デジタルフィルターと超高精度SBMによってピュアなアナログ情報を抽出し、CD化します。
ディスクの大容量化を実現する新技術
ロス・レス・コーディング スーパーオーディオCDのHD層には、DSDの2チャンネル・ステレオサウンドとDSDマルチチャンネルサウンドを各々74分、テキストやグラフィックスなどのエクストラデータを入れることが出来ます。
その鍵となる技術がロス・レス・コーディングと呼ばれるデータを完全に復元できる圧縮法です。 テストではロス・レス・コーディングを用いることによりロスなく50%の容量までデータを圧縮することができます。 これによりHD層の大容量化(4.7GB)が実現しました。
ディスクはCD層とHD層の二重構造の
「ハイブリット・ディスク」です ![]()
CD層
DSDでレコーディングし、その音をSBM DirectでCDのフォーマットに変換した高音質CD層
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ハイブリット・ディスクの構造は、HD層が追加されているものの現行のCDと概念的には同様です。
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この二つの層は同じ側から読み取られます。CDピックアップは半透過膜を通してCD層の信号を再生、一方、HDピックアップはHD層に焦点を合わせてあります。
それぞれの層に合ったピックアップ信号を読み取り、再生されるというしくみです。
違法コピーからディスクを守る
新開発のウォーターマーク・テクノロジー ![]()
ピット信号処理により、ディスクの信号面にテキストやグラフィックスなどの「ウォーターマーク(すかし)」をいれる技術を開発しました。複製が非常に困難なため、ひとめで違法なディスクであることが確認できます。
また、ディスクにはバーコードと目では確認することはできない情報も記録されています。これらの相乗効果でアーティストやユーザーを違法コピーからまもります。
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