CD-RドライブとCD-ROMドライブ
CD-Rドライブと
CD-ROMドライブは本質的に違う。
CD-Rドライブはアナログマシン(?)

 CD-Rドライブは以下の図のようになっています。一見すると、CD-ROMドライブの機能に、ヘッダやECC、EDC、EFM変換をするエンコーダ部やライトストラテジを加え、レーザのパワーを強力にしたかのような構造のようですが、CD-ROM(再生専用)の延長線上にCD-R(記録)があるわけではありません。

 わかりやすい話を例にすると、CD-ROMドライブの場合、多少メカニズムの精度が悪くても、ディスクに記録されている誤り訂正が強力であるため読み出せます。とくにCD-DAのデータなどは、ディスクに傷が付いていて多少エラーの頻度が高くても、聴感上はまったく問題なく再生してしまいます。

 ところが記録機であるCD-Rドライブの場合、わずかな機械的振動があっても記録できなくなることがあります。デジタル記録とはいえ、アナログ的な影響がさまざまな部分に現れてくるのがCD-Rドライブなのです。

 プレーヤは、一度読み出しに失敗すれば何度かトライアルできる。けれどもレコーダは、一度書き込みに失敗するとそこで停止してしまう――両者は、そのくらい、根本的に異なる性質のものなのです。