Yellow BookとCD-ROM

 それでは具体的に、データはYellow Bookにどうアロケートされ、どのような構造になっているのでしょうか。それには、Red Bookの配置と比較した下図をご覧ください。これを見ればおわかりのように、Yellow Bookは、ブロック(CD-DAで言うフレームです)内のデータの持ち方によっていくつかのフォーマットがあります。

 このうち、Yellow Bookの標準は Mode 1 と呼ばれるフォーマットで、通常CD-ROMというと、ほとんどがこの「Yellow Book Mode1」です。Mode1の一つのブロックは、「同期(12バイト)・ヘッダ(4バイト)・ユーザデータ・補助データエリア」から構成され、補助データエリア内にEDC(4バイト)とECC(276バイト)、および予備(8バイト)があります。

 1ブロックの総バイト数はRed Bookで定められているとおり2352バイトです。この中に同期やヘッダ、EDC・ECCなど割り当てられるわけですから、当然ながら1ブロック当たりのユーザデータはRed Bookの2352バイトよりも減って、2048バイトとなります。

 ただし、CD-ROMにオーディオやビデオデータを収めたいという場合、いままでの説明でおわかりのように必ずしも強力なエラー訂正は必要ありませんから、そのときは予備データエリアを省略し、その分をユーザデータに充当させることもできます。これが「Yellow Book Mode 2」と呼ばれるフォーマットで、Mode 2のユーザデータは2336バイト/ブロックに増加します。

右図