用語集
アーカイビング (Archiving)
記録、保存すること。

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イエローブック (Yellow Book)
1985年フィリップスとソニーが発表したCD-ROMの規格書。

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ウォブル (Wobble)
CD-RおよびCD-RWメディアのグルーブは半径方向に微少量蛇行 (Wobble)しており、これをWobblingと呼びます。ドライブはこのWobble信号を利用してブランクディスク内の位置情報を読み取る。


MO (Magneto-Optical Diskの略)
光磁気ディスクのこと。 光と磁気で記録し、光で読み取る方式を用いたディスク及びそのシステム消去及び書換が可能である。現行のCDとの互換性はない。


エンハンスドCD (Enhanced CD)
通常の音楽再生用のCD-ROMプレーヤはマルチセッションに対応していないので、マルチセッション形式のディスクを再生した場合、最初のセッションは認識し再生しますが、2番目のセッションは再生できません。このことを利用し、1番目のセッションにオーディオトラック、2番目のセッションにデータトラックを格納したCD-ROMの形式です。CD-ROMプレーヤで再生した場合、最初のセッションにはオーディオトラックしか入っていないので、普通のオーディオのCD-ROMとしてエンハンスド CDを再生します。CD-ROMドライブで再生した場合、エンハンスド CDに対応したデバイスドライバがあるとCD-ROMとして認識します。エンハンスド CDに対応していないデバイスドライバで再生した場合、オーディオCDと思いこみます。これは、エンハンスド CDに対応していないデバイスドライバは、最初のトラックでCD-ROMかオーディオCDかの識別をしているものが大多数な為、最初のトラックがオーディオのエンハンスド CDを普通のオーディオCDだと認識してしまうからです。また、CD PLUSやCD Extraと呼ばれるフォーマットはこの方式に分類されます。


エンボス (Emboss)
金型などで機械的に作った微少な凹み。


OPC (Optimum Power Control)
ディスクへ記録する際、ディスク膜の記録感度、温度、レーザ波長変動による記録状態の違いなどにより、レーザ記録パワーを調整する必要があります。これをOPCといいます。OPCはディスク内周部のPCA (Power Calibration Area)にパワーを振って試し書きを行い、そこを読み出し、ある評価基準に従って最適パワーを見つけます。


オレンジブック (Orange Book)
1989年フィリップスとソニーが発表した記録可能なCDの物理フォーマット。パートIでCD-MO、パートIIではCD-Rについての記述がされている。その後パートIIはバージョンアップされ、1994年CD-ROM及び倍速対応のバージョン2が発表された。さらに1996年、相変化型光ディスクによる書換可能なCD (CD-RW)の規格がパートIIIとして追加された。

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グリーンブック (Green Book)
1986年フィリップスとソニーが発表したインタラクティブCD (CD-I)の規格書。


グルーブ (Groove)
一般に、記録可能な光ディスクで使われる記録用のガイドトラック。この上にレーザーでピットを記録する。グルーブは基板を成形するときに金型からの転写で成形される。CD-RではグルーブのピッチはCDと同じ1.6ミクロンでCDと同様に螺旋状になっている。

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クローズセッション (Close Session)
書き込みの最後にLead-In,Lead-Outを書き込む処理を「クローズセッション」または「フィックス」と呼び、クローズセッションされていないCDは一般のCD-ROMドライブでは読み込めません。


CD-ReWritable (CD-RW)メディア
多数回書き換え可能な記録膜が形成されており、Orange Book Part IIIと呼ばれる規格で定義されている。


SCSIボード (Small Computer System Interface Board)
SCSIのインターフェイスをもったCD-Rをコンピュータに接続するためにコンピュータ側に必要なボード。

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セッション (Session)
Track At Once方式によるデータの書き込みでは、まずデータを書き込み、その後データの前後に60秒のLead-Inと30秒のLead-Outという管理情報を付加します。このLead-In-データ-Lead-Outという一連のデータの組み合わせを「セッション」と呼びます。このセッションが複数あるものをマルチセッションディスクと呼びます。


相変化型光ディスク (Phase Change Optical Disk)
レーザー光を当てて結晶化された記録膜を非結晶化させ、結晶と非結晶 (アモルファス)との違いでデータを記録する光記録ディスク消去及び書換が可能である。現行のCDとの互換性はない。


相変化記録 (Phase Change Recording)
結晶状態(Crystal)と非結晶状態 (Amorphous)の反射率の違いを利用したデータ記録のこと。レーザ光による急熱急冷で非結晶状態になり、除熱除冷で結晶状態になります。結晶状態では高反射率であり、非結晶状態では低反射率となります。


DTP (Desk Top Publishingの略)
パソコンを用いて文書、画像等の編集及び印刷等を行うシステムのこと。


デバッグ (Debug)
バグ (本来の意味は虫のこと、ここではプログラム中の欠陥、不具合のこと)を修正すること。

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電子ブック (Electronic Book)
電子ブックとは、8cmのCDに文字、画像、音声を書きこんだシステムで、主に辞書や情報のデータベースとして使われています。電子ブックは「電子ブック規約」に準拠したものをいい、その規格のなかでデータ形式や検索方法が決められています。電子ブックに準拠したタイトルならば、同じ操作方法で使用することが出来ます。

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トック (TOC:Table of Contents)
Lead Inに含まれ、CDの全てのトラックのアドレスが書かれている。

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トラック (Track)
CD上のひとつの記録単位。オーディオ・データでは、1曲にあたる。トラックは1枚のCDに最大99トラック設けることができる。各トラックは99のインデックスに分割することができ、トラックが曲を示すのに対して、インデックスは曲の中の特定部分を指す。


ハイブリッドタイプ (Hybrid-type CD-ROM)
Windows用とMacintosh用等異なるプラットフォームのソフトを1枚のCD-ROMに格納したもの。


ビデオCD (VideoCD)
MPEG圧縮された動画を中心に静止画や音声などを格納したCD-ROM。


光干渉条件 (Interference Condition)
CDではピット部分はランド部分に比べてレーザー光の反射光量が減り、CDプレーヤ、CD-ROMドライブに内蔵されている光ヘッドからは暗く見える。この明るさの差を利用して、光ヘッドはディスクからデータを読み取っている。ピットの底面とランド面のそれぞれで反射してきたレーザー光がお互いに干渉し、ピット部分を暗くしているのである。このとき、ピット部の暗さを調整することができ、最も暗くなる条件を光干渉条件と呼ぶ。CD-Rは記録ピットの構造がCDとやや異なるが、CDと同様、この光干渉条件を利用して、記録されたピットが暗くなるように設計されている。


ファイナライズ (Finalize)
マルチセッション記録時に、それ以上セッションの追加ができないように、追記禁止を指定してクローズセッション(フィックス)を行うこと。


フィックス (Fix)
クローズセッションのこと。


フォトCD (PhotoCD)
イーストマンコダック社が考案したデジタル化された写真を記録するCDのフォーマット及びそのシステムの総称。


物理消去
イレーズパワーで「べた書き」してメディアを全て結晶化させること。
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プリマスタ
まず、マスタは原版のことですから、通常はCDの工場でプレス用に作られるガラスマスタのことを差します。ですから、プリマスタはガラスマスタを作るためのCDです。通常はCDレコーダで作ったCDのことで、マスタCDの前 (pre)工程のCDだからプリマスタCDといいます。


プログラムエリア (Program Area)
セッションを構成する要素。リードイン、プログラムエリア、リードアウトで1つのセッションを構成する。プログラムエリアは、音楽データ等のコンテンツを格納する領域。


ベータサイト (β Site)
ベータテストをしてもらうための、ベータ版の配布先。


ベータテスト (β Test)
ベータ版を配布して試験すること。


ベータ版
最終商品を作る前の試作版のことベータ版のさらに初期段階はアルファ版と呼ばれる。


ホワイトブック (White Book)
ホワイトブックに定義されているCD-I Bridgeフォーマットは、CD-ROM XAのディスクに、CD-I情報がのった規格です。CD-I Bridgeのディスクは、CD-ROM XAディスクの特殊なタイプで、CD-ROM XAとCD-Iの両方の規格に適合し、両方のプレーヤで再生出来ます。対応デバイスドライバを備えたPC、CD-Iプレーヤ、電子ブックプレーヤ等で、再生できます。

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マルチセッション
Track At Once形式でデータを追記できる記録方式です。通常のCDは、CDの管理領域であるリードインと呼ばれる領域から始まり、リードアウトと呼ばれる領域で終わります。マルチセッションCDは、このリードインからリードアウトまでをセッションという単位と考え、1枚のCDに複数のセッションが存在するCDです。追記を行う度に、1セッションごとに管理領域 (リードイン、リードアウト)として約2.2分程度の容量を必要とします。データが空でも30セッションを記録するだけで63分のメディアを消費してしまいます。追記を行う際の注意点として、小容量の書き込みを避けて追記することをお勧めします。また、書き込み方式の違うDisc At Once形式で書き込まれたディスク、ファイナライズされたディスクには、追記はできません。

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マルチリード(MultiRead)
CD及びCD-Rの反射率は0.7以上なのに対し、CD-RWは0.2程度なので、反射率0.7以上を期待して設計された既存のCD-ROM/CDプレーヤでは再生できません。しかし、AGC (Auto Gain Control)と呼ばれる回路をつけ、増幅率をCD-RW用に切り替えることにより再生できるようになります。さらにパケットライトされたメディアの再生互換に対応し、CD-RWが再生可能なCD/DVDドライブを「MultiRead」対応と呼び、対応機種の識別のためにロゴが定められています。


モード1 (Mode1)
CD-ROMの記録フォーマットの一つ。他にモード2がある。CD-ROMの規格書"イエローブック"に記載されている。CDフォーマットはもともと非常に強力な2重のエラー訂正機能を有しているが、データの信頼性をさらに上げるために、イエローブックでは、第3のエラー訂正"CRC"を導入した。モード1はこのCRCを含むフォーマットで、モード2はCRCを追加していないフォーマットである。モード2はCRCをかけていないため、エラー訂正機能は落ちるが、モード1に比べて14%程度使える容量が大きくなる。CD-ROMでは一般にモード1を使うが、動画像のようなデータの場合、エラー訂正能力よりも容量を要求する場合、モード2を使う場合がある。


焼く
CD-Rにデータを書き込むこと。英語でもBurnという単語を用いて表現することが多い。


有機色素 (Organic Dye)
CD-Rの記録層に使われる素材で、染料の一種。シアニン系とフタロシアニン系に大別される。


ランド (Land)
CDではピットでない平面部分をランドと呼ぶ。CD-Rでは2つのランドがあり混用されている。第1のランドは、未記録状態からあるもので、プリグルーブとプリグルーブの間のことであり、第2のランドは記録後にできるもので記録ピットと記録ピットの間の未記録のプリグルーブ部分を言う。CDの場合この2つのランドは同一平面上にあり、同じものであるが、CD-Rでは異なる。


ランニング (Running)OPC
記録前のOPCだけでは、記録中のレーザ波長変動やディスク記録感度の面内変動などに対して、記録パワーを再生しきれないことがあります。そのため、記録しながら再生波形をモニタして、これが最適な状態になるように記録パワーを補正する手法です。

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リードアウト (Lead Out)
セッションを構成する要素。リードイン、プログラムエリア、リードアウトで 1つのセッションを構成する。セッションの終わりを定義する。

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リードイン (Lead In)
セッションを構成する要素。リードイン、プログラムエリア、リードアウトで 1つのセッションを構成する。TOCを格納する場所。セッションの開始を定義する。

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レッドブック (Red Book)
1981年フィリップスとソニーが発表したコンパクトディスクの物理フォーマット及びオーディオの記録方式を規定している規格書。

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論理消去
消去状態を示す記号を書くこと。


WORM (Write Once Read Manyの略)
一度だけ書き込むことができる光ディスク。CD-RはWORMの一種